■うちのビッグダディ…スーパーお父さんオカメインコ!おーちゃん

今までブログで、生まれたばかりのヒナ以外の仔をアップすることが少なかったので
これから時々、我が家のオカメパパとオカメママを紹介していこうと思います。
まずはじめの1羽は、うちのビッグダディ、おーちゃんから。


おーちゃんは体重が90グラムほどの、我が家のミニマムサイズのオカメインコです。
体は小っちゃいけれど、元気で陽気で賢くてフレンドリーで、
とても巣引きが上手な仔だくさんのお父さん。
そんなところが「我が家のビッグダディ」と呼ばれるゆえん。
それではいったい、おーちゃんのどこが「スーパーお父さん」なのか!?というと・・・




おーちゃんの「スーパー」たるゆえんは、複数の遺伝子を隠し持っていること。
自分自身のカラーは「オレンジフェイス(OF)」の「パール」です。
1~2枚目の画像のおーちゃんには、背中にくっきりとした白い水玉模様がたくさんありますよね。
これが「パール」と呼ばれる模様ですが、現在はほとんど水玉はありません。
パールの男の子の場合、ほとんどの仔は成長し換羽すると背中の水玉模様が消えてしまいます。
これはホルモンの影響によるものです。
個体差はありますが、男の仔ならパール模様は消えてしまうと思っていて ほぼ間違いありません。
少し水玉が残ることもありますがぼんやりしているので、一見ノーマルオカメかと思われる感じです。
逆に、女の子の場合は 成鳥になっても はっきりしたパール模様の美しい子が多いです。
このおーちゃんはショップからお迎えした仔なので、両親がどんなオカメなのかわかりませんが
男の子のパールであることと 生まれたヒナたちの色柄から、
隠し持っている遺伝子(スプリット)を概ね知ることができます。
まず パールの♂であることから、遺伝の法則上その両親はパールであるか、
スプリット・パールであることがわかります。
次に子供たちのカラーから、シナモンとルチノーをスプリットに持っていることがわかります。
パートナーのあーるちゃんはOF・シナモンパールパイドですので、
このペアからはOFで複数のスプリットを持つパール・シナモンパール・ルチノーパールが生まれてきます。
今までこのペアから生まれた中でいちばん多かったのはOFシナモンパールでした。
パールやシナモンパールと比べると生まれる確率はぐんと少ないですが、
この両親からはルOFルチノーパールも生まれてきます。
このルチノーパールは、遺伝の法則上は、すべて女の子です。

左側はルチノー、右側はルチノーパール
通称「白オカメ」と呼ばれるルチノーは、冠羽付近は黄色いですが、それ以外は白に近いクリーム色です。
ご覧のとおり

はじめてお目にかかった時には「この仔は本当におーちゃんの娘なの!?」と我が目を疑いました(;^ω^A
全身の黄色が強いのはルチノーパールパイドで、別名「イエロー」「バターカップ」と呼ばれています。
兄弟であるシナモンパールとパールたちにパイド(ブチ模様)が生まれていないところをみると、
この子はかなり黄色みが強いですが、パイド遺伝子は持たないルチノーパールだと思います。
おーちゃんはスプリット・パイドではないんですね・・・ティッキングもないし。
「ティッキング」というのは、パイド遺伝子を持っている子に現れるもので、
見た目がパイドではない仔の後頭部や首筋のあたりにあらわれる小さな色抜けです。
後頭部にほんの少し色抜けがある仔は、パイドの遺伝子を隠し持っています。
あーるちゃんとペアを組んでいれば発現することはないけれど、
おーちゃんにそのほかのスプリットがあったらいいな~♪なんて密かに思ったりします。
もし持っていたら それは子どもたちに引き継がれるので、次世代の巣引きが楽しみ♪
おーちゃんは抱卵にも育雛にも とても熱心なすばらしいお父さん。
しかも私たちにもとてもフレンドリーでべた馴れなオカメパパです。
これからもかわいいヒナたちを育て上げてくれることと思います。
大きな声で言えないけど・・・




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