オカメインコの品種その5・・・OFパール/ホワイトフェイスパール
こんにちは。おれんじほっぺの山岸です。
今日はパールをご紹介します。

背中や翼にたくさんついてる水玉模様が「パール」です。
パールはさざ波模様
パールは羽毛にメラニン色素が部分的に欠落し、クリーム色のさざ波模様が入ったタイプです。
羽1枚1枚に斑点が入っていて、ちょっと水玉模様に見えませんか。
特に黄色みが強いタイプを「ゴールデンパール」白っぽいタイプを「シルバーパール」と呼びます。
パールはノーマルよりも全体的に黄色(リボクローム色素)が強く出ると言われています。
うちにもパール模様が濃い黄色の子がいます。
はじめは「なんだろう、この黄色い水玉は?」と思っていたのですが
調べてみたら パールにも「ゴールデン」と「シルバー」の2種類あることを知って納得できました。
カラーバリエーションとしては、「パール」のグレー部分がシナモン色であれば「シナモンパール」です。
ルチノーに黄色のパール模様が入るのは、以前紹介した「ルチノーパール」です。
オレンジほっぺがないのが「ホワイトフェイスパール」です。

成鳥のオスはパール模様が消えてしまう
パールの特徴は、オスの場合成長すると、パール模様がぼんやりしたり消えてしまうこと。
パール模様が抜けてしまうとまるでノーマル^^;
これは男性ホルモンの分泌がメラニン色素を増加させることによって起こるものなのだとか。
そういうことから、高齢になってくるとまたパール模様が復活する場合もあります。
ただ、中にはパール模様が消えないオスも一部いるのだとか。
逆にメスはパール模様がくっきりはっきりして美しい個体が多いです。
模様の出方やパールの大きさには かなり個体差が見られます。

このお父さんは、いちばん上の画像の子です。
背中にたくさんついていた水玉模様はポツポツと残るだけで、大人になったらほとんど消えてしまいました。
パールは性染色体劣性遺伝
遺伝の法則的には、オカメインコ・パールは「性染色体劣性遺伝」
わかりやすく言うと、パールの男の子は 両親ともパール遺伝子を持っていない限り生まれてくることはありません。
女の子の場合はお父さん鳥にパールがあれば、お母さんがパールでなくても パールが発現します。
このことから、生まれて間もない羽が開き始めたばかりの幼雛の段階で
その性別が確定できる場合があります。
この子は↓ホワイトフェイス・パール。遺伝の法則的にメスです。



